ゴルフスイングを安定させたいなら、「腰の回転」は避けて通れません。
腰は、ゴルフスイングの“エンジン”のような存在です。上半身と下半身をつなぎ、体全体の動きを連動させる役割を担っています。腰がしっかり回ると、スイングにパワーが生まれ、ボールがまっすぐ遠くへ飛ぶようになります。
逆に、腰をうまく使えないとどうなるのでしょうか?
腰が回らないと、手だけでクラブを振る「手打ち」になりやすく、スライスやダフリ、トップといったミスが頻発します。また、力んだスイングになり、飛距離も出ません。これは、車で例えるなら「ハンドルだけで曲がろうとして車体を傾けないようなもの」。うまく曲がれず事故(ミス)につながります。
本記事では、そんな「腰の回し方」に焦点を当て、
- 腰の基本的な使い方
- よくある誤解とミス
- 正しい回転を習得する練習ドリル
- 腰を活かしたスイングのヒント
など、初心者でも安心して理解できる内容を丁寧に解説していきます。あなたも「腰を使ったスイング」ができるようになることで、安定したショットとスコアアップが見えてきます
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2. 腰の回し方の基本|初心者が知っておくべき基礎知識
「ゴルフは腰で打つ」の本当の意味
「ゴルフは腰で打つ」とは、スイングを腰の動きでリードするという意味です。
これは、腕だけでクラブを振るのではなく、体幹の中心である腰の回転を使って、全身の力を効率よくクラブに伝えるということ。まるで、投手が下半身の捻りから全身を使って投球するように、腰はスイングの起点となる重要なパーツなのです。
なぜ腰が重要かというと、手先だけで打とうとするとスイング軌道が安定せず、ミスが増えるからです。
腰がうまく回れば、クラブの軌道も安定し、インパクトの再現性が高まります。結果として、飛距離と方向性が良くなり、スコアも改善します。
つまり「ゴルフは腰で打つ」は、体全体を使って打つための合言葉。
手の力に頼らず、下半身から上半身にかけて“連動するスイング”を目指しましょう。まずは「腕は腰に付いてくるだけ」という意識から始めてみると、体幹を使ったスイングに近づけます。
「腰を切る」とは?言葉の定義と動きの理解
「腰を切る」とは、ダウンスイングの際に腰を素早く左方向へ回転させる動きのことです。
この動作が、上半身・腕・クラブを正しい順序で引っ張り、理想的なスイングを生み出します。よく「腰から切る」と言われますが、これはスイングの始動を腰からスタートさせるという意味です。
なぜ腰を切るのが大事かというと、体の回転がクラブにパワーを伝える“エンジン”になるからです。
手先で無理に振ろうとすると、クラブが遅れてスライスやミスヒットにつながります。逆に腰から切ることで、スイング全体が連動し、ヘッドスピードが自然と上がります。
ポイントは、「ひねる」ではなく「切る」ように回転を始めること。
実際には“素早く、鋭く回す”イメージが近いです。難しければ、正拳突きのように腰をぐっと回す練習をしてみると、動きが体に入ってきます。
腰は左右ではなく“後ろへ引く”感覚が重要
多くの初心者が誤解しがちなのが、「腰を左右に振る」イメージです。実は、腰は“後ろに引く”ように回すのが正解。
バックスイングでは右腰を後ろに引き、ダウンスイングでは左腰を後ろへ引くように回転させることで、体の軸を保ったままスムーズに動かせます。
なぜ“後ろへ引く”意識が必要かというと、左右に動かすと体が流れてしまい、スイング軸がブレるからです。
このブレが、ダフリやスライスといったミスの原因に。後ろに引くことで、スイング中の上下左右のバランスが安定します。
ポイントは、腰を“引く”ことで体重移動と回転を両立させること。
イスに座るようにお尻を引くようなイメージで腰を動かすと、自然な回転が身につきます。これはプロも実践している基本の動きなので、ぜひ意識して練習してみましょう。
3. 腰の回転でよくあるスイングの誤解とミス
腰を回しすぎるとどうなる?(スウェーや引っかけ)
ゴルフで「腰をよく回そう」と意識しすぎると、実は逆効果になることがあります。
とくに初心者が陥りやすいのが、腰を回そうとして体が左右に流れる“スウェー”というミスです。スウェーとは、腰を横にスライドさせてしまう動きで、スイングの軸が崩れ、正確なショットが打てなくなります。
腰の回しすぎで起こるもう一つのミスが「引っかけ」です。
腰だけが先に大きく回ってしまうと、クラブが振り遅れてフェースが閉じて当たるため、左方向への引っかけやチーピンが出やすくなります。
ポイントは、“回しすぎ”ではなく“適切な量の回転”です。
理想は、上半身と下半身が連動して回る動きであり、腰だけを無理に速く回す必要はありません。目安としては、バックスイングで右腰が後ろに引ける程度、ダウンスイングでは左腰が軽く開く程度で十分です。
「腰を使う」とは、回す量よりも、タイミングと軸の安定が大事なのです。
回転不足で起きるミス(ダフリ・スライス)
腰の回転が不足すると、スイング全体が不安定になり、ミスの原因になります。
とくに多いのが「ダフリ」と「スライス」です。腰が回らないことで体重移動が止まり、クラブが正しい軌道を通らなくなるのが理由です。
ダフリとは、ボールの手前の地面を打ってしまうこと。
腰が回らないと、手や腕で無理に振ることになり、体が上下にブレやすくなります。その結果、ボールの手前を叩いてしまうのです。
また、スライスはクラブフェースが開いて当たることで起きます。
腰の回転が足りないと、体が開かずクラブが外から入る「アウトサイドイン」の軌道になりやすく、フェースが開いたまま当たって右方向へ曲がるボールになります。
こうしたミスを防ぐには、腰を“しっかり回す”意識が大切です。
無理に大きくではなく、自然に右足→左足へと体重移動しながら腰をスムーズに回す。これだけでミスの確率は大きく減ります。
回転が止まるとどうなる?(ヘッドアップ・ひっかけ)
スイング中に腰の回転が途中で止まると、さまざまなミスが起きます。代表的なのが「ヘッドアップ」と「ひっかけ」です。
どちらも初心者に多いミスで、原因の一つに“腰の止まり”があります。
ヘッドアップとは、インパクト前に頭が早く上がってしまう動作のこと。
腰の回転が途中で止まると、体の動きが詰まり、目線も一緒に浮きがちになります。これによりボールの芯を外してしまい、飛距離や方向が安定しません。
一方、ひっかけは、腰が止まることでクラブが手元主導になり、フェースが急激に閉じて左に飛び出すミス。
これは下半身が先行せず、手打ちになる典型的なパターンです。
対策としては、スイング中の「最後まで腰を回しきる」意識が重要。
インパクトで止まるのではなく、フィニッシュまで腰が自然と回っていく感覚を持つこと。スイングを最後まで“流す”ようなイメージが、ミス防止につながります。
正しく腰を回すための3つのポイント
体重移動を意識する(右足→左足)
ゴルフスイングで正しく腰を回すには、「体重移動」がカギになります。
多くの初心者はその場で腰だけを回そうとしがちですが、体重の流れがないと不自然な回転になり、ミスショットの原因になります。
体重移動とは、バックスイングでは右足、ダウンスイングでは左足へ体重を移していく動きです。これにより、腰の回転が自然でスムーズになり、力も効率的にボールへ伝わります。
たとえば、野球のピッチャーが投げる前に後ろ足に体重を乗せ、投げる瞬間に前足へ移動させる動きと似ています。腰の動きもそれと同じで、「地面を踏んで押す力」がスイングを加速させます。
ポイントは、バックスイングで右足に体重をため、切り返しで左足へしっかり踏み込むこと。
この“右→左”の体重の流れが、自然な腰の回転を生み出し、飛距離と方向性の両立につながります。
膝の動きを連動させる(左膝のコントロール)
腰の回転をスムーズに行うには、膝の動き、特に「左膝の使い方」が重要です。
初心者の多くは膝が固まり、下半身がスムーズに動かないため、腰の回転もぎこちなくなってしまいます。
バックスイングでは、右膝をなるべく安定させ、左膝を軽く内側へ折りたたむように動かします。このとき、左膝が無理に突っ込まず、腰の動きと“連動”することが理想です。
具体的には「左膝が腰の方向に自然についてくる」イメージ。たとえば、雑巾を絞るように、腰と膝がねじれ合いながらもバランスを保つ動作です。
ポイントは、左膝が“支点”になりながらも、固めず自然に動かすこと。
この柔軟な動きが、腰の回転をサポートし、体のバランスを崩さずに強く振れるコツになります。
前傾姿勢を保つ(起き上がりを防ぐ)
正しい腰の回転を身につけるには、「前傾姿勢を崩さない」ことが欠かせません。
ゴルフスイングでは前傾姿勢が軸となり、その軸を保ったまま回転することで、再現性の高いスイングができます。
しかし多くの初心者は、スイング中に体が起き上がってしまい、腰の回転が途中で止まったり、クラブ軌道がズレたりします。この“起き上がり”は、腰だけでなく全身の動きに悪影響を及ぼします。
例えるなら、コマを回すときに、傾いた状態ではうまく回らないのと同じ。腰だけでなく、上体も“軸”としての前傾姿勢を守ることで、スムーズな回転が生まれます。
コツは、アドレス時の背中の角度を意識し、それをフィニッシュまでキープすること。
腰の回転は「前傾を保ったまま、水平に回す」ことが理想です。地面と平行に腰を回す意識を持つと、体が浮きにくくなります。
5. 腰の動きを習得する練習ドリル&体感トレーニング
正拳突きドリルで回転の始動を覚える
腰の回転をスムーズにするには、「正拳突き」の動作が非常に効果的です。
ゴルフスイングにおける腰の始動を身につけるのに、この空手のような動きがピッタリ当てはまります。
やり方は簡単で、ゴルフのアドレス姿勢から両手を構え、右手で素早く前に突き出すと同時に、腰を左方向にひねります。このとき重要なのが、「手よりも腰を先に動かす」ことです。
イメージとしては、「腰でパンチを出す」ような動き。体全体を連動させる感覚を覚えるのに最適で、クラブを持たずにできるため、自宅でも練習可能です。
腰が主導で動けば、自然とクラブヘッドも走り、スイングに力が伝わりやすくなります。
まずはこのシンプルな動きで「腰を先に回す感覚」を体にしみ込ませることが、正しいスイングの第一歩です。
鏡やスマホ動画でフォームチェック
自分の腰の使い方を客観的に知るには、鏡やスマホ動画を使った「見える化」が非常に効果的です。
自分の感覚と実際の動きにズレがあることが多く、これを修正するには“視覚での確認”が欠かせません。
やり方は、鏡の前でアドレス姿勢をとり、スローモーションでスイング。腰がどのタイミングで、どれだけ回っているかをチェックします。また、スマホで横から撮影して、バックスイング~インパクト~フィニッシュまでの流れを確認しましょう。
「腰が先に動いているか」「上半身が先行していないか」「前傾姿勢が保たれているか」など、チェックポイントは複数あります。
自分の癖を客観的に知ることが、正しい腰の動きを習得する最短ルートです。
週に1度の動画確認を習慣にするだけでも、スイング精度は格段に上がります。
アプローチ練習で骨盤の動きを矯正する
腰の正しい回転を身につけたいなら、「アプローチ練習」がとても効果的です。
アプローチはフルスイングより動きが小さい分、腰の動きを意識的に調整しやすいからです。
ポイントは、「クラブを手で振らず、腰を起点に振る」こと。具体的には、腰から骨盤を軽くひねるように動かし、その回転でクラブを押し出す感覚を覚えましょう。手で打つとミスが出やすくなりますが、腰で打つと再現性の高いショットが出やすくなります。
小さい振り幅のなかで、骨盤が“後ろへ引く”ように動いているかを確認すると、スイングのベースが整ってきます。
アプローチは「腰の動かし方」を体にしみ込ませる練習として最適です。
無理に速く振るのではなく、コンパクトに、そして正確に振ることを意識しましょう。
壁ドリルで“頭のブレ防止”を体感
スイング中に「頭がぶれる」と腰の回転もうまくいきません。そんなときに有効なのが“壁ドリル”です。
この練習は、スイング中に頭の位置を安定させることで、腰の正しい回転をサポートしてくれます。
方法は簡単。壁の前に立ち、おでこを軽く壁につけた状態で、クラブを持たずに素振りをします。重要なのは、スイング中も頭を壁から離さず、腰だけを回転させることです。
これにより、「頭を固定したまま腰を回す」という感覚が身につきます。頭が動くとスイング軸がブレ、ダフリやスライスといったミスが増えてしまいます。
このドリルは「体の軸を保ちながら腰を動かす感覚」を体感できる優れた練習法です。
自宅でも簡単にできるため、スイングが安定しないと感じる方は、ぜひ試してみてください。
6. 腰の回転を助けるおすすめ練習器
トータルゴルフトレーナー:体の動きを体感できる
腰の回転を体感しながらスイングを改善したいなら、「トータルゴルフトレーナー」が最適です。
この器具は、ゴルフスイングにおける“体の一体感”を養うのに非常に効果的です。
トータルゴルフトレーナーは、体とクラブの動きをガイドしてくれるベルトやチューブがついた器具で、手打ちを防ぎ、下半身主導の正しい回転を体で覚えることができます。特に、腰・肩・腕の一体的な動きが意識できるため、「腰だけを回しても手が遅れる」という初心者によくあるミスを防ぎます。
たとえば、腰を回すと同時に腕の動きも自然に連動するように設計されており、フォームが崩れたときにはすぐに「違和感」として感じ取れるのが特徴です。
初心者でも“これが正しい回転なんだ”と体で理解できるのが、この器具の最大のメリットです。
スイング中の各パーツの連動性を実感したい方は、ぜひ取り入れてみてください。
アプロッチャー:腰の使い方にフォーカスできる器具
「腰の使い方だけに集中したい」そんな方には、アプロッチャーという練習器具がおすすめです。
この器具は、骨盤(=腰回り)の動きに特化して開発されており、体幹を意識したスイング習得に最適です。
アプロッチャーは、腰の回転を感覚的に身につけられる構造になっており、正しく使うと骨盤が自然に左右へスムーズに動くように設計されています。初心者がよくやりがちな“手だけで振る”スイングから卒業し、下半身主導の動きに切り替えるのに役立ちます。
たとえば、室内でも使用でき、アプローチ練習や素振りと組み合わせて使うことで、腰の始動・回転のタイミングが自然と身についてきます。
「腰の感覚をつかむ」ことに特化した器具だからこそ、腰主導のスイングが習得しやすくなります。
クラブを握る前に腰の動きだけをマスターしたい方には、アプロッチャーが強い味方になるでしょう。
7. 上達のヒント|腰の回し方でスライスやミスを防ぐ
スライスが出る人の共通点:左腰の“回しすぎ”?
スライスが出てしまう原因のひとつに、左腰の“回しすぎ”が挙げられます。
「腰をしっかり回せ」と言われると、つい左腰を勢いよく引こうとする人がいますが、それがスライスの原因になることもあります。
なぜなら、左腰を早く回しすぎると、上半身が先に開き、クラブフェースが開いた状態でボールに当たりやすくなるからです。その結果、ボールは右へ曲がる“スライス”になってしまいます。
たとえば、ドアを強く引いて開けたとき、中のものまでついてこれずに遅れてしまうように、腰が先行しすぎると腕やクラブが遅れ、フェースが開いたまま当たるのです。
大事なのは「回す量」ではなく「回す順序とタイミング」。左腰を過剰に回すのではなく、全身が連動する動きを心がけましょう。
腰の回転はタイミングが命!「ダウンで腰→手→クラブ」の順
腰の回転は、単に“回す”のではなく「順序」がとても重要です。
特にダウンスイングでは、「腰→手→クラブ」の順番で動くことで、スムーズで力強いスイングが実現します。
多くの初心者は、インパクトの瞬間に「手で打とう」としてしまいますが、それでは体が使えず、タイミングがズレてミスが出やすくなります。正しいタイミングは、腰から回転を始めて、その動きに引っ張られるように手とクラブがついてくる流れです。
例えば、車の牽引をイメージしてください。先に車体(=腰)が動き、そのあとに荷物(=クラブ)がついてくるのが自然な流れです。逆に荷物を先に動かそうとするとスムーズに進みませんよね。
「腰を起点にすべてが連動する」感覚を意識することで、スイング全体が安定し、ミスも減ってきます。
腰が回ると自然にヘッドも走る
スイングで力強いボールを打つには、クラブヘッドを“走らせる”ことが重要です。そのカギを握るのが、腰の回転です。
「腰をしっかり使ってスイングしよう」と言われる理由のひとつが、クラブヘッドに自然な加速を与えるためです。
腰がスムーズに回ることで、その回転に引っ張られるように腕やクラブが遅れて動き、インパクト直前でヘッドが加速しやすくなります。これが“ヘッドが走る”という感覚です。
たとえば、鞭(ムチ)を振るとき、最初に手元を素早く動かすことで、先端が後から大きなスピードでしなりますよね。それと同じで、腰の回転がクラブにエネルギーを伝え、ヘッドスピードが自然に上がります。
腰を適切に回すだけで、手で力むよりも効率よく飛距離が出せるのです。力を抜いて腰主導のスイングを意識してみましょう。
続きの「8. よくあるQ&A」セクションや「9. まとめ」も必要であれば作成いたしますので、お気軽にお知らせください。
8. よくあるQ&A|腰の回転についての疑問を解消
Q:腰を切ると体が開く気がします。大丈夫?
A:腰を切る=腰を先行して回す動きは正解ですが、上半身まで一緒に開いてしまうとミスにつながります。
体が開くとは、インパクト前に胸や肩がターゲット方向に早く向いてしまう状態。これによりクラブフェースが開いて当たりやすく、スライスやミスヒットの原因になります。
正しくは、腰だけを先に回し、胸や肩は少し遅れてついてくる感覚が理想です。腰と上半身が一体になって回ってしまう場合は、体幹の使い方に注意が必要です。ドリルを使って腰と胸の分離を意識しましょう。
Q:腰を回すと逆にスライスが出ます。原因は?
A:腰の回転が早すぎて、腕やクラブが遅れてしまうことが原因です。
スライスは、クラブフェースが開いたままボールに当たることで起こります。腰を回しすぎると、クラブヘッドが後から遅れてきてフェースが開き、右方向にボールが飛んでしまいます。
対策としては、腰と腕の動きをバランスよく連動させる意識を持つこと。ダウンスイングで「腰→腕→クラブ」の順に動かす意識を持ち、リズムを整えると改善されます。
Q:腰をうまく回せているかどうか確認する方法は?
A:鏡やスマホ動画で自分のスイングを撮影して確認するのが効果的です。
腰の回転ができていない人は、インパクトの瞬間に上体が突っ込んでいたり、回転が途中で止まっていたりします。腰がスムーズに回っているか、上半身と下半身のタイミングがズレていないかをチェックしましょう。
また、「壁ドリル」や「正拳突きドリル」といった練習法も、腰の使い方を体感的に覚えるのにおすすめです。感覚だけに頼らず、客観的に動きを可視化することが上達への近道です。
9. まとめ|腰を正しく回して安定したスイングを目指そう
ゴルフスイングでは、腰の回転を正しく使うことが安定性と飛距離アップの鍵です。
腕だけで振るとミスが出やすくなりますが、腰を主導にすると力まず自然に振れるようになり、再現性も高まります。腰→手→クラブの順で動かす意識を持つことで、ヘッドスピードも上がり、方向性も安定。まずはドリル練習で腰の動きを体に覚えさせ、感覚を養いましょう。