ドライバーショットが右方向にまっすぐ飛び出してしまう「プッシュアウト」。これはスライスのように途中で曲がるのではなく、打ち出しから右へ直進するミスショットです。一見似ているフェードやスライスとは原因が異なり、クラブフェースの開きや体の動きのズレなどが関係しています。特にゴルフ初心者は、フォームの未完成や構えの癖によりプッシュアウトが頻発しやすく、方向性を大きく乱す要因となります。
本記事では、プッシュアウトのメカニズムや原因、クラブ別の対処法をわかりやすく解説し、安定したショットへとつなげるヒントをお届けします。
ドライバーショットが安定しないなら、「インドアゴルフ」で練習環境を変えてみませんか?
「ドライバーが安定せず、いつも右や左にブレてしまう…」
「人に見られるのが恥ずかしくて、思いきり練習できない…」
そんな悩みを抱えている方にこそ、「Storage(ストレージ)」のインドアゴルフ練習場をおすすめします。
Storageは、“1人で黙々と”練習に集中できる完全個室のゴルフ空間。 周囲の目を気にせず、スイングのフォームや球筋を徹底的に見直すことができます。
- 高速スイング解析(毎秒1,000コマ)でフォームを可視化
- 最新シミュレーター搭載。実戦に近いラウンド練習も可能
- 時間内は打ち放題。無駄なく反復練習ができる
- 「秘密基地」のようなプライベート空間で集中力アップ
「ミスの原因が分からないまま、なんとなく練習を繰り返す」──そんな非効率な練習、今日で終わりにしませんか?
▼ 無料体験の申し込みはこちら
まずは“1人練習の快適さ”を体感してみてください。
2. プッシュアウトのメカニズムと主な原因
インパクト時のフェース開き
プッシュアウトの代表的な原因のひとつが、インパクト時にフェースが開いてしまうことです。フェースとはクラブヘッドの打球面のことで、これが目標より右を向いた状態で当たると、ボールもその方向にまっすぐ飛び出してしまいます。
このフェースの開きは、手先だけでクラブを操作する「手打ち」によって起こることが多いです。体の回転が使えず、腕だけで振っているとクラブの軌道が安定せず、フェースがスクエア(目標にまっすぐ向いている状態)に戻らないままインパクトを迎えてしまいます。
たとえば、体を使わずに腕だけでボールを打とうとすると、ヘッドの向きをコントロールしきれずに右に打ち出すミスになりやすいです。このとき、打ち出し直後から右に直進していくような球筋になれば、フェースの開きが原因の可能性が高いといえます。
フェースの開きを防ぐには、手ではなく体全体でスイングする意識を持つことが大切です。とくに上半身と下半身の動きを連動させ、インパクトの瞬間にフェースがしっかり目標を向くように整えることが重要です。
振り遅れの原因
スイング中の「振り遅れ」もプッシュアウトを引き起こす大きな原因です。振り遅れとは、体の動きに対してクラブヘッドが遅れてボールに当たってしまう現象で、フェースが開いたままインパクトしてしまいやすくなります。
このミスが起こる要因はさまざまですが、代表的なのは「顔が早く上がること」です。インパクト前に打球の行方が気になって顔を上げると、体の軸が崩れ、スイングのリズムが狂ってしまいます。また、スウェーと呼ばれる体の左右へのブレや、体が早く開いてしまう癖も、振り遅れにつながります。
たとえば、飛ばしたい気持ちから下半身が先に開いてしまうと、腕とクラブがついていけず、フェースが開いた状態で当たってしまうのです。
こうしたミスを防ぐためには、スイング中に前傾姿勢をキープし、顔をインパクトまで残す意識を持つことが効果的です。体と腕の動きを連動させ、全身でひとつの動きを作ることで、自然と振り遅れは改善されていきます。
アドレス・構えの問題
プッシュアウトの原因は、スイング以前の「アドレス(構え)」にある場合も少なくありません。特に多いのが、ボールの位置が右寄りに置かれているケース。これではクラブが極端なインサイドアウト軌道になり、右に飛び出すミスが生じやすくなります。
また、構えの姿勢が猫背になっていると、体の回転がうまく使えず、手先だけのスイングになってしまい、フェースの向きも安定しません。さらに、スタンスの向きがズレていると、体全体が本来の目標とは違う方向を向いてしまうため、意図せず右へ飛ばしてしまう原因になります。
たとえば、目標に対して右を向いたスタンスのままスイングすると、スイング軌道も自然と右方向へ流れてしまい、結果的にボールも右へ出やすくなります。
このようなアドレスの乱れを防ぐには、構えの基本をしっかり押さえることが重要です。ボールは体の中心よりやや左側にセットし、背筋を伸ばした自然な姿勢で、目標に対して正しく立つように心がけましょう。鏡や動画でのチェックも有効です。
3. プッシュアウトとクラブ別の症状と直し方
ドライバーの場合
ドライバーでのプッシュアウトは、インサイドアウト軌道やシャフトクロスといったスイング軌道のズレが主な原因です。インサイドアウトとは、クラブが体の内側から外側へ抜ける軌道のことで、これ自体は悪いわけではありませんが、フェースが開いていると右にボールが飛び出してしまいます。また、バックスイング時にシャフトがクロス(交差)することで、クラブフェースがインパクト時に開いてしまいやすくなります。
まず見直したいのがグリップとアドレスです。グリップが弱すぎたり、アドレスで体の向きが右を向いていると、自然と右へ打ち出すフォームになります。鏡や動画で確認し、目標に正しく体を向けて構えましょう。
さらにおすすめなのが片手打ち練習法です。利き手とは逆の手(右打ちなら左手)だけでスイングすることで、クラブの重みと体の連動を感じやすくなり、フェースの開閉も自然に身につきます。正しい体の動きを覚えることで、安定した軌道が作れ、プッシュアウトの改善につながります。
アイアンの場合
アイアンでのプッシュアウトは、スイングリズムの緩みや体重移動のズレが原因となることが多いです。特にグリーンを狙う場面では、「飛びすぎたくない」「加減したい」といった意識から、スイングが途中で緩んでしまい、結果的にフェースが開いて右に飛ぶミスが起きやすくなります。
また、体重が右足側に残ったままスイングしてしまうと、クラブの軌道が安定せず、ボールをつかまえることができません。スイング中はしっかり左足に体重を移動させる意識を持ちましょう。
アイアンの修正ポイントとして有効なのが、シャフトを軸に回すイメージを持つことです。クラブを棒のようにイメージして、腕の動きではなく体の回転でクラブを動かす意識を持つと、スイング全体が安定し、フェースが開きにくくなります。
これらを意識することで、方向性も安定し、狙った位置に正確にボールを運べるようになります。
パターの場合
パターでもプッシュアウトは起こります。原因として多いのが、フェース面と肩のラインのズレです。構えたときに肩のラインが目標方向からズレていると、パターのフェースも開きやすくなり、右方向へボールが押し出されてしまいます。
また、目線が目標とずれていたり、体と視線が一致していない場合もミスの原因になります。特に初心者は、ボールの位置ばかりに気を取られてしまい、自分がどこを向いているのかを見落としがちです。
改善するためには、まずアドレスの確認が大切です。目線と体の正面がしっかり合っているか、鏡やパターマットなどでチェックしましょう。さらに、フェース面が目標に向いていることを確認し、肩・腰・足のラインも揃えるように意識します。
小さな動きの中でも体全体のバランスが重要です。パターは“構えが9割”と言われるほど、プレショットルーティンが重要。正しい姿勢と意識で、プッシュアウトのない安定したストロークが可能になります。
4. プッシュアウトの修正ステップ|実践ドリルで改善
ステップ1:スタンス・目線を見直す
プッシュアウトの多くは、構えた時点で方向がズレていることに起因します。スタンス(足の向き)や目線のズレが原因で、無意識に右方向を向いてしまうと、スイング軌道やフェース角が狂い、ボールが右に飛び出すのです。
まず意識すべきは**「目標に対して肩・腰・足が平行に並んでいるか」**です。まっすぐ構えたつもりでも、右肩が前に出たり、スタンスが開いていたりすると、インパクト時にフェースが開いたまま当たり、右に飛びやすくなります。
そのために有効なのが**「クラブ2本」を使ったアライメント確認**。1本はボールの飛球線上に、もう1本はつま先ラインに沿って地面に置き、身体が真っ直ぐ構えられているかをチェックします。
目線も重要です。目線が右を向いていると、無意識に体も右へ流れやすくなります。構えたら一度深呼吸して、自分がどこを見ているか、どこに向けてスイングしたいのかを再確認しましょう。
ステップ2:インパクトでフェース開きを防ぐ
プッシュアウトの直接的な原因の一つが、インパクト時にフェースが開いた状態で当たることです。フェースが右を向いたままだと、いくらスイング軌道がよくてもボールは右に飛び出します。
このフェースの開きを防ぐためには、まずグリップを再確認することが大切です。特に左手のグリップが緩んでいると、フェースが開きやすくなります。**左手のナックル(指の関節)が2〜3つ見えるくらいの「ストロンググリップ」**が理想的です。
また、**手首の使いすぎ=“手打ち”**も開きの原因になります。腕だけでスイングするのではなく、体の回転と一体化して振る意識を持ちましょう。そのために有効なのが、片手打ち練習です。特に左手1本で打つ練習をすると、フェースの向きを保ちながら振る感覚が自然と身に付きます。
インパクトではフェース面を目標に対してスクエア(直角)に保つ意識が大切。打ち出す方向とフェースの向きを常に一致させるようにしましょう。
ステップ3:左の壁を意識して体の開きを抑える
スイング中に体が早く開いてしまうと、クラブが後からついてきて振り遅れが起き、フェースも開いたままインパクトしてプッシュアウトになります。その対策として有効なのが、「左の壁」を意識することです。
左の壁とは、スイング時に左足と左腰で作る回転のストッパーのイメージです。この壁をしっかり作ることで、体の回転が必要以上に開くのを防ぎ、クラブが適切なタイミングでインパクトを迎えることができます。
具体的な練習法としておすすめなのが、左足を壁につけた状態で素振りする「壁ドリル」。室内でもでき、左側の壁を意識しながらスイングすることで、体の開きを抑える感覚が養えます。
また、フォロースルーで左足にしっかり体重が乗っているかを意識することも重要です。右足体重のままだと、クラブがインサイドアウト軌道になりやすく、プッシュアウトを誘発します。
左の壁を意識すれば、体とクラブのタイミングが合いやすくなり、スイング全体が安定して右へのミスを減らせます。
5. 状況別のアドバイス・よくあるQ&A
ドライバーだけ右に出るケース
ラウンド中、「ドライバーだけが右に飛び出す」と感じることはありませんか?この場合、原因はドライバー特有の長さやロフト角の少なさにあります。クラブが長くなるほど、スイングの再現性は難しくなり、インパクトのタイミングもズレやすくなります。
特に注意すべきは**「振り遅れ」**です。体が先に開いてしまい、クラブヘッドが後から来ると、フェースが開いた状態でボールに当たり、右へプッシュアウトしやすくなります。
対策としては、**「コンパクトなトップ」「リズムを一定に保つ」**こと。思い切り振ろうとせず、コントロール重視のスイングを意識しましょう。また、**アイアンと同じように「スイングの土台=アドレスと体重移動」**を安定させることも重要です。
プッシュスライスとの違いと対策
「プッシュアウトとプッシュスライスって、何が違うの?」と感じる初心者の方は多いはずです。プッシュアウトは、まっすぐ右に飛び出すミス。一方でプッシュスライスは、右に飛び出したあとさらに右へ大きく曲がるミスです。
この違いの原因は、スイング軌道とフェースの角度にあります。どちらもインサイドアウト軌道ですが、プッシュスライスは加えてフェースが大きく開いているため、ボールがスライス回転してしまうのです。
対策としては、まずグリップの見直し。フェースが開いて当たらないよう、左手のグリップをしっかり握ること。そして、スイング中に体が起き上がらないように前傾をキープしましょう。これだけで、球筋が安定してきます。
「右足ベタ足打法」や「壁ドリル」の活用
スイングの安定に効果的なのが、**「右足ベタ足打法」と「壁ドリル」**です。どちらも、体の開きを防ぎ、インパクトの再現性を高めるために使われます。
「右足ベタ足打法」は、スイング中に右足を地面につけたままスイングする練習法。これにより、体が早く開くのを抑え、振り遅れを防ぐ効果があります。飛距離よりもミート率を重視した練習におすすめです。
「壁ドリル」は、自分の左側に壁や柱を置き、フォロー時に体が壁にぶつからないように意識する練習。これは左の壁を意識して体の回転を抑える感覚を養うのに最適です。
どちらのドリルも、場所を取らず自宅でも可能。「感覚をつかむこと」が上達の近道なので、反復して行いましょう。
シミュレーションや動画でのスイングチェック法
自己流スイングに限界を感じたら、シミュレーターや動画を活用したチェックが効果的です。特にプッシュアウトのように軌道とフェースの関係が重要なミスには、目視できる環境が有効です。
シミュレーターを使えば、自分のスイング軌道や打ち出し方向、フェースの向きが数値や映像で確認できます。何が悪いのかが明確になれば、改善も早くなります。
また、スマホで自分のスイングを撮影してみるだけでもOKです。ポイントは、正面と後方から撮ること。そこから**「前傾が起きてないか?」「軸がブレていないか?」**などをチェックします。
第三者目線で自分を見ることは、上達への第一歩です。気になる部分があれば、その都度修正を加えていきましょう。
6. まとめ|プッシュアウトを克服してスコアアップを目指そう
プッシュアウトを克服することで、ゴルフの楽しさは一段と増します。 まっすぐ飛ばす感覚をつかむと、コースマネジメントがしやすくなり、スコアにも直結します。その第一歩は、正しい構えとスイング軌道の見直しです。
プッシュアウトは、フェースが開いてインパクトしていることや、スイングの軌道がズレていることが主な原因です。これを直すためには、構えたときの目線・スタンス・ボール位置を丁寧に整え、フェース面とスイング軌道を一致させる意識を持ちましょう。
たとえば、アドレスで肩と足のラインが目標に対してズレていると、打ち出し方向に影響が出ます。正しいアドレスが“土台”であり、そこから生まれるスイングが方向性を決めるといっても過言ではありません。
毎回右に出てしまう悩みは、基本の動作を丁寧に繰り返すことで解消できます。「なぜ右に飛ぶのか」を理解し、自分で調整できるようになれば、ゴルフの上達は加速します。 プッシュアウトを克服して、狙った場所にボールを運べる楽しさを、ぜひ味わってください。
ドライバーショットが安定しないなら、「インドアゴルフ」で練習環境を変えてみませんか?
「ドライバーが安定せず、いつも右や左にブレてしまう…」
「人に見られるのが恥ずかしくて、思いきり練習できない…」
そんな悩みを抱えている方にこそ、「Storage(ストレージ)」のインドアゴルフ練習場をおすすめします。
Storageは、“1人で黙々と”練習に集中できる完全個室のゴルフ空間。 周囲の目を気にせず、スイングのフォームや球筋を徹底的に見直すことができます。
- 高速スイング解析(毎秒1,000コマ)でフォームを可視化
- 最新シミュレーター搭載。実戦に近いラウンド練習も可能
- 時間内は打ち放題。無駄なく反復練習ができる
- 「秘密基地」のようなプライベート空間で集中力アップ
「ミスの原因が分からないまま、なんとなく練習を繰り返す」──そんな非効率な練習、今日で終わりにしませんか?
▼ 無料体験の申し込みはこちら
まずは“1人練習の快適さ”を体感してみてください。